土台にはヒバや桧を使えば安心?

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土台にはヒバや桧を使えば安心?

多くの業者が土台にはヒバを使っておけば安心だと考えているようですが、残念ながら誤りです。

こうした誤信から材料が選ばれ、使用されるようになってきたことも、日本の木造住宅寿命を極端に短くしている原因の一つであると言われています。

ヒバや桧と言えども、辺材【樹皮に近い白っぽい色をしている部分】を含む心持ち材は腐朽しやすいために、心材【樹心に近い色が濃い部分のみ】を用いなければなりません。

土台は建物上部からの水分が滞留しやすいだけでなく、地面に一番近く、雨水のはね返りや地盤面からの蒸発水分の影響を受けやすく、最も腐朽しやすい環境に置かれる材料です。

そんな腐朽しやすい環境におかれる土台の腐朽性能を確保する方策として、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の機構仕様書には、薬剤処理による方法と素材の耐朽性に頼る方法の2つが紹介されています。

素材の耐朽性に頼る方法は環境問題などを背景に、平成7年ヒバや桧などの耐朽性の高い樹種を薬剤無処理で用いることが認められました。

こうして新たな選択が可能になったのは、各樹種の素材としての耐朽性に関する長期間の野外試験における実績データが得られた結果です。

ただ、ここで注意しておかなければならないのは、この耐朽性区分はいずれも各樹種の心材を試験体として得られた結果であるということです。

つまり、使用する材料の全断面が心材であることがこの区分を準用できる条件になっているということです。辺材を含む心持ち材ではいけないわけです。

理由は辺材には糖類やデンプン、タンパク質など、微生物の養分となる物質が多く含まれているため腐朽しやすく、耐朽性がないからです。

したがって、青森ヒバや桧を使ってさえいれば安心というわけではないと言うことです。

機構仕様書や住宅品質確保促進法の劣化軽減等級評価基準の解説にも、薬剤無処理の心持ち材の使用は避けるべきであると示されています。

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