乾燥具合は水分計で測れば正確にわかる?

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乾燥具合は水分計で測れば正確にわかる?

木材の強度や耐久性、収縮など諸性質は含水率によって大きく異なり、木材を加工する場合には使用する材料の含水率が製品の品質を握る鍵になります。

そこで、木材を加工して良い製品を作るためには、まずその木材そのものの重量(全乾重量)を知らなければなりませんが、現実には大きな木材を全乾する(一切水分を含まない状態まで完全に乾燥させる)ことはできないので、それに変わる方法がいろいろと考えられてきました。

主なものには(1)小さな試験片で代用する方法、(2)木材の密度とそのときの重量から計算する方法、(3)木材に直流電気を流して、その流れやすさから知る方法、(4)木材に高周波やマイクロ波などの電磁波を流して、それらが吸収される容量や抵抗から知る方法、そして(5)木材に赤外線をあてて、その反射性から知ろうとする方法などがあり、機械的、かつ簡易的に含水率を知ろうというものです。

平成22年4月1日現在、(財)日本住宅・木材技術センターで認定されている非破壊用水分計には5機種あり、製造段階及び現場で利用されていますが、残念ながら使用される木材に含まれている含水率を正確に測定することはできません。

電極を押し当てた周辺および表層から深さ2〜3cm(機種によって異なります)程度の測定しかできなかったり、表層から中心部までの平均値を表示し、柱や梁など大きな材料を測定した場合、材内部にどれだけ多くの水分を残しているのかを見抜くことができないのです。

含水率は日々変化しています。特に、表層1〜2oは刻々と変化する湿度に影響を受け大きく上下します。

一本の材料でも測定する面や場所によってまったく違う数値が表示されたり、同じ樹種であっても、一本一本密度が異なるために、その密度の違いによって測定値がバラついたり、材温(木材そのものの温度)によっても影響を受けてしまいます。

さらに、板目【年輪に対し接線方向に挽いた時、その面に現れる山形や波型の木目】と柾「まさ」目【年輪に対し接線に直角に近い角度で挽いた時、その面に現れる通直な縦縞の木目】での違いや節周辺部分の測定か否か、表面処理の仕方(粗い、滑らかなど測定面の性状)等によっても測定値にバラつきが出てしまいます。

尚、水分計には密度や温度、測定深度等、補正機能は付いていますが、あくまで簡易的なものに過ぎません。

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