KD(人工乾燥)材を使えば間違いない?

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KD(人工乾燥)材を使えば間違いない?

KD(人工乾燥)材を使ってさえいれば間違いないというわけではありません。

KD材とは温度や湿度、風量等を制御できる室内で乾燥させた人工乾燥材のことを言います。

人工乾燥は樹種や材質、断面の大きさ、水分量、乾燥履歴等を考慮し、乾燥時間や温度、湿度、風量等を調節し、材料の損傷を抑えながら、できるだけ短時間に使用場所に適した乾燥材を作ることを目的に行われています。

しかし、乾燥コスト削減を優先し、短時間で高温乾燥させた場合、外観ではわからない内部に割れが生じていたり、ひどいケースでは内部が蜂の巣状になるなど、構造材としては使用できないものになってしまいます。

また、表面は過乾燥、内部には多量の水分を残こしてしまうということも人工乾燥材にはよくあることです。

さらに、節が抜け落ちたり、節周辺が落ち込んだりと意匠的にも好まれない状態になってしまうこともあります。

かと言って、じっくり低温で乾燥させてしまうと、自然乾燥同様、表面割れや木材そのものが持つ欠点を抑制できず、人工乾燥の意義は失われてしまいます。

人工乾燥機には家庭で使用されている電子レンジの技術を応用したものもありますが、たとえば冷凍食品を温める場合、食材の表面、内部ともに均一に温めることや食材ごとの温度むらをなくすことが、いかに難しいかといった経験があるように、乾燥機の中に入れさえすれば自動的に乾燥材ができあがってくるというものではありません。

木材の物性や各樹種の特徴はもちろんのこと、使用用途や材料の大きさ、乾燥履歴、また使用する乾燥機の性能(断熱性能や気密性能等)まで、十分に熟知した人間が乾燥時間や温度、湿度、風量等を管理しなければ、間違いのない乾燥材を作ることは難しいと言われています。

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