無垢材は生き物だから割れたり、反ったりする?

無垢材ドットコムは無垢材に関する知識と選択基準を伝えるサイトです。

無垢材は生き物だから割れたり、反ったりする?

無垢材は立ち木の時から樹幹のほとんどが死んでミイラ化しているわけですから、割れたり反ったりするのは生きているからではありません。

無垢材を構成する細胞や組織はその種類ごとに特定の方向に配列しています。

たとえば、針葉樹に見られる仮導管【樹体の90%以上を占め、水分や養分の移送を行い、樹体を支える働きをもつ細胞】や木部繊維は軸方向に配列し、放射組織は半径方向、そして早材【成長が始まる春から夏にかけてできる軽軟で淡い色をした部分】や晩材【秋にできる重硬で色の濃い部分】から構成される年輪は円周方向に配列しています。

方向によって性質が異なることを異方性といい、無垢材はこれら組織配向の違いから、円周(接線)方向、半径方向、軸(繊維)方向の3つの方向で、収縮率や力学的性質が大きく異なります。

無垢材には乾燥すると寸法が小さくなり(収縮)、逆に水分を吸うと大きくなる(膨潤)という性質がありますが、この現象が起こるのは繊維飽和点「せんいほうわてん」(含水率で約28%)以下の時だけです。

無垢材はこの3方向で組織配向が違い、収縮率が大きく異なることから、これを収縮異方性「しゅうしゅくいほうせい」といい、各方向での収縮率の比は、円周(接線)方向10:半径方向5:軸(繊維)方向0.5〜1であることが経験的に知られています。

つまり、円周(接線)方向の収縮率は軸(繊維)方向に比べて10倍以上大きく、また同じ横方向でも半径方向に比べて約2倍も大きいわけです。

したがって、丸太や心持ち材の乾燥割れ、また板目【年輪に対し接線方向に挽いた時、その面に現れる山形や波型の木目】材等の反りが起こるのはこの収縮率の違いに因るもので、決して生きているからではないのです。

Copyright©  無垢材ドットコム土地の値引き交渉と家づくりサポート All rights reserved.