年輪幅は強度に関係しない?

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年輪幅は強度に関係しない?

年輪幅は樹種によっては強さの指標になっており、強度的性質に影響の大きい項目の一つです。

日本のように四季がある地域で育つ樹木は季節によって肥大成長する度合いが異なり、時期によって性質の違った層(年輪)ができます。

年輪は成長が始まる春から夏にかけてできる軽軟で淡い色をした部分(早材「そうざい」)と秋にできる重硬で色の濃い部分(晩材「ばんざい」)によって形成されます。

木材は密度が高いほど強くなる傾向があるので、一年輪の中でも実質量が多く、密度が高い秋にできた重硬で色の濃い部分は、空隙の割合が多く、密度が低い春から夏にかけてできた軽軟で淡い色をした部分よりも強いというわけです。

日本において構造材として主に用いられる針葉樹は、重硬で色の濃い部分の幅がほぼ一定していることから、年輪幅が広い材では軽軟な部分の割合がどうしても多くなり、強度が低くなる傾向にあります。

したがって、温暖な地方であっという間に成長し、建築材料として使うことができる大きさに成長する樹齢30〜40年程度の若い木の年輪幅は極端に広いため、強度的性質が劣るケースが多いようです。

ただし、針葉樹でも杉やアカマツ、カラマツにおいては、年輪幅1mm程度までは年輪幅が狭くなるほど強くなる傾向にありますが、1mm以下の極端に生育条件が悪い場所で育ったものについては密度が低く、強度も劣るので注意が必要です

そこで、針葉樹においては「年輪幅が極端に広い材は弱い」と理解しておくとよいでしょう。

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