新月伐採は本当に効果があるの?

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新月伐採は本当に効果があるの?

残念ながら新月伐採の効果は期待できません。

新月伐採は葉枯らし乾燥の一種で、樹木を冬季の新月直前に伐採し、谷側に倒し、比較的長い期間林内に放置する方法を言います。

数年前から、この新月伐採によって作られた木材は「割れない、反らない、カビない、腐らない、火が燃え付かない、千年使える、室内の空気を浄化する」などという宣伝文句に加え、冬季の新月直前に伐採するという希少性をうたい、高値で取り引きされているようですが、「新月伐採における効果は認められない」という試験結果が公表されているだけでなく、「建て主に誤解を与え、後々トラブルの原因にもなり兼ねない」と言われています。

それら試験結果の一例を紹介すると、京都大学の高部圭司、吉村剛両氏が行った新月伐採法における効果に関する科学的実験では、腐朽菌やシロアリに対してまったく効果がないこと、新月伐採された木材も一般の木材同様割れが入ることを明らかにしています。

また静岡県森林・林業研究センターの池田潔彦、山本茂弘両氏が行った満月と新月に伐採した杉45〜50本におけるカビや腐朽の要因になる含水率とデンプン量を調べる対照実験において、満月、新月ともに差がなかったことも明らかにされています。

葉枯らし乾燥の効果についても、新月に伐採することに特に意味はなく、立ち木の時からすでに死んでいる細胞が新月の影響を受け、腐らなくなったり、割れや狂いがなくなったり、また火が燃え付かなくなったりすることは、残念ながら期待できないようです。

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