集成材でも200年住宅が建てられるの?

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集成材でも200年住宅が建てられるの?

構造材に集成材や合板を用いて建てられている住宅が本当に200年もつかどうかは、これまでの実績から言ってまだまだ説得力がありません。

集成材はある程度の幅、厚みを持った板材を接着して作った材料のことで、合板は原木を大根のカツラムキのように薄くむいたものや繊維状のものを接着剤で固め、貼り合わせ一枚の板にしたものを言います。代表的なものにはベニアがあります。

合成樹脂接着剤の耐用年数を示す一つの実証例とされている昭和宮殿(1968年完成)でさえ、建てられてからまだわずか40年程度しか経っていません。

定期的な点検やメンテナンスが徹底されている昭和宮殿ですら、建てられてからまだ40年程度しか経っていないわけですから、一般住宅において長寿命が実現可能かどうかは判断が難しいところです。

一方、無垢材を使った現存する世界最古の建築物は680年に建築された法隆寺金堂と言われており、法隆寺五重塔と薬師寺東塔はその少しあとに建てられたもので、木造民家においては15世紀に建築された箱木家(兵庫県の農家)が最も古いものとされています。

もちろん、日本各地にはそれ以降の建築物が数多く現存し、現在でもなお家人が居住していますから「木造住宅寿命300年」は決して誇張ではないということがわかります。

集成材に使用される接着剤の耐用年数を語るときには、接着剤そのものの耐久性ではなく、その接着剤を使用して接着したものの耐用年数で示すのが一般的です。

接着されたものの耐用年数は、接着する材料の性質(例えば密度)や接着する時の条件、そして接着されたものが使用される環境に大きく左右されます。

たとえ耐水性に優れた接着剤を使用していても、十分に硬化していない限り、水分を多く含めば接着剤が薄められ、はがれてしまったり、常時湿度の高い場所で使用されると4〜5年で剥離「はくり」(はがれてとれること)してしまうこともあります。

したがって、接着したものを使用する際には、耐水性に優れた接着剤が使用されていることは当然のこととして、雨に濡らさないこと、そして接着製品が長持ちするよう、その使用場所の湿度が高くならないようにしなければなりません。

尚、集成材の製造時および廃棄におけるデメリットをあげると、
製品化に際し材料の切削、欠点除去などで製造効率が悪い。
製造時における消費エネルギー、炭素放出量ともに無垢材の数倍から十数倍である。
焼却処理には特別な設備と処理条件を満たす必要がある。

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